サーボテクノ V1SBHL (PLL制御ボード)

この画面を印刷する

V1SBHL

概要

V1SBHLは、インターポレータ(逓倍器)を内蔵しています。
サイン波出力のエンコーダを使用することで、A相、B相を逓倍し、超精密位置決めを可能にします。
また、租動/微動の動作モードがあり、エンコーダの逓倍率を変更し、高分解の位置決めが必要なときは「微動モード」、高速で移動させるときは「租動モード」に切り替えて動作します。
ピエゾを使わずにナノメータ単位の制御ができます。また、ピエゾ特有のヒステリシスがありませんので、軌道制御をすることも可能です。

このボードにはパワーアンプは含まれておりませんので、別途、用意していただく必要があります。
弊社推奨といたしましては、[LA220(DCモータ用)]があります。

高精度なモータ及び、高分解能なエンコーダと組合わせて使用することで、ナノメータ単位の超精密位置決めが可能となります。
V1SBHLは、超精密位置決めに最適な制御ボードです。

特長

1.通常偏差カウンタに溜まりを持たない為、指令パルスとエンコーダパルス(追従)
  が一致し、指令パターンと追従パターンとの移相遅れがありません。
   (Phase−Locked Loop)

2.2軸ドライバの相関関係を正確にトレースできます。

3.微量送りにも即応性を発揮します。

4.サンプリング制御をしていないので非常に高速応答です。

5.逓倍器は、CPUを使用しないでCPLDで演算しています。遅延時間が非常に小さく(500nS)、高速応答です。

6.租動、微動の採用で高速移動が可能です。

用途

超精密ボイスコイル型リニアモータ、XYステージ、その他。
特に、微少送りの高速位置決め(数mSec)や、0.8μmの高分解能サイン波出力リニアスケールを用いたリニアモータの位置決め、及び位置・速度を同期させ加工する様な超精密マシーンに最適です。
(パワーアンプは、付属していませんので、モータに応じたリニアアンプを使用してください。)

定格及び仕様

V1SBHL仕様書 ダウンロード



ServoTechno